済州島に軍事基地はいらない!

九州の西、朝鮮半島(韓半島)の南西、チェジュ(済州)という島の南海岸にガンジョン(江汀)という村があります。450年以上の歴史をもつガンジョン村で、2007年5月18日から海軍基地反対運動が10年間続いています。ガンジョンの海軍基地問題はガンジョンやチェジュ島だけの問題ではなく韓国の軍事基地、沖縄・日本の米軍基地問題ともつながっています。

韓米防衛費分担会議、アメリカの分担金引き上げ要求 サード運用費、戦略資産の韓国展開費用を含め

ガンジョンのはなし(강정이야기)2018年4月号 1面記事

韓米防衛費分担会議、アメリカの分担金引き上げ要求 サード運用費、戦略資産の韓国展開費用を含め

4月11日と12日の2日間、第10次韓米防衛費分担会議の第2回会議が、済州平和研究院において開催された。韓国はすでに在韓米軍の駐屯経費の73%程度を分担しており、2017年12月までの防衛分担金のうち、残りの未執行金が1兆ウォンになっている。この日、アメリカは防衛費分担金の2倍引き上げとサード運用費、戦略資産を韓国で展開する費用も防衛費分担の内訳として要求した。海軍は現在、10月に予定された国際観艦式をガンジョンの済州海軍基地において開催する計画を明かしており、ソンサン(城山)では第2空港の仮面をかぶった空軍基地の建設が推進されている。これはアメリカのステルス駆逐艦・ズムウォルトの済州海軍基地配備や、米軍関連施設を防衛費分担金で使用するためのものではないかという疑いを持たせる。「平和と統一を開く人々」とガンジョンのジキミらは、協商が行われるあいだ、平和研究院の前で韓国の防衛費分担金削減、サード撤去、済州海軍基地平和を叫んだ。平和の島済州の指定とともに誕生した済州平和研究院で、4・3の追悼期間にアメリカとの不当な防衛費分担金協商が行われることへの批判があった。

 

文:ボクヒ