済州島に軍事基地はいらない!

九州の西、朝鮮半島(韓半島)の南西、チェジュ(済州)という島の南海岸にガンジョン(江汀)という村があります。450年以上の歴史をもつガンジョン村で、2007年5月18日から海軍基地反対運動が10年間続いています。ガンジョンの海軍基地問題はガンジョンやチェジュ島だけの問題ではなく韓国の軍事基地、沖縄・日本の米軍基地問題ともつながっています。

『原子力潜水艦がやってきた済州、私たちは何をすべきか?』討論会

ガンジョンのはなし(강정이야기)2018年4月号 1面記事

『原子力潜水艦がやってきた済州、私たちは何をすべきか?』討論会

去る3月24日土曜日、済州道議会の大会議室において、『原子力潜水艦がやってきた済州、私たちは何をすべきか?』討論会が行われた。「東アジアの核軍備競争と済州島の未来」というテーマでハンリム大学のイ・サムソン教授が発表し、4名の討論者(ユン・ヨイル、オム・ムンヒ、シン・ガンヒョプ、チャン・ハナ)が討論した。討論会は100余名の参加者が一緒に話し合う自由討論で締めくくられた。主催側は、この日出された様々な意見をもとに「道民から始まる済州道非核条例制定運動」を準備し、済州道非核化運動を進めていくという今後の計画を明かした。
この討論会は「済州4・3 70周年記念事業委員会」、「ガンジョン村海軍基地反対対策委員会」と済州大学の「共同資源と持続可能社会研究センター」、「非武装平和の島済州をつくる人々」などの諸団体が共同主催し、ガンジョンの「聖フランシスコ平和センター」が主管した。一方、参加者のうち、元海軍出身で現「韓国国防フォーラム」の関係者と名乗った男性が、ほかの参加者の要求で退場する様子が見られることもあった。

 

文:イサン