済州島に軍事基地はいらない!

九州の西、朝鮮半島(韓半島)の南西、チェジュ(済州)という島の南海岸にガンジョン(江汀)という村があります。450年以上の歴史をもつガンジョン村で、2007年5月18日から海軍基地反対運動が10年間続いています。ガンジョンの海軍基地問題はガンジョンやチェジュ島だけの問題ではなく韓国の軍事基地、沖縄・日本の米軍基地問題ともつながっています。

4・3以降の4・3、ガンジョンは4・3である!

ガンジョンのはなし(강정이야기)2018年4月号 2面記事

4・3以降の4・3、ガンジョンは4・3である!

済州4・3抗争の70周年を迎え、ソギポ(西帰浦)市民とともに4・3を記憶し、4・3の現在を語る記憶集会が、4月3日午後5時、ソギポ市の一号広場において行われた。「ガンジョンの友達」ソギポ支部のチームが準備した今回の集会は、「ガンジョンは4・3である」というタイトルで開かれた。準備チームは、『済州4・3によってその名を得た「平和の島」が、海軍基地建設のあとに「軍事基地の島」になり、「うわべだけの平和の島」と嘲笑されている。米軍政のもとで殺されてしまった4・3の英霊が未だに済州の美しい風景のなかで、息を殺してしゃがんでいるこの時に、去年だけで済州海軍基地には8回にわたってアメリカのイージス駆逐艦と原子力潜水艦が出入りしており、4・3追悼期間だった3月末には、米陸軍の特殊部隊まで、アメリカの基地であるかのように、堂々とこの基地を使用した。そしてソンサン(城山)の第2空港では、「南部探索救助隊」という空軍基地の建設も推進されている。これを受けて私たちは、済州4・3が過去にだけ留まらず、現在を記憶し、済州が真の平和の島として進んでいくために、ガンジョンでは闘っていると語る時間を用意した』と述べた。

 

文:ヘヨン